以前、DCモータへのノイズ対策としてFC-130SAにコンデンサが取り付けられた例(ラジコン用)を紹介しました。
ロボットの必要トルクを計算して選定したモータが必ずノイズ対策済みとは限りません。
今回は、ノイズ対策されていないDCモータにコンデンサを取り付ける手順を紹介します。
基本的に端子はデリケート
曲げ伸ばしを繰り返すと根本から折れて使用不能になります。
これは配線が終わって使用する段階でも同じで、端子にストレスが加わらない工夫が必要です。
モータのケースは体積が大きく、熱伝導が良いので20W半田こてを用いての半田付けは困難です。
時間をかければできるのですが、これはケース全体が半田の溶ける温度に近い状態になっている事を意味します。
モータのケースに取り付けられた永久磁石は熱と相性が良くありません。
モータの性能低下を避ける為にも、100W程度の少し大きい半田こてを用いて短時間に半田付けを済ませる必要があります。
また端子は樹脂で固定されているので素早く半田付けしましょう!
コンデンサの適正値は0.01μFです。(手持ちがなかったので写真は0.1μFが付いてます)
ロボットの組立やメンテナンス時にうっかり配線を引っ張って端子を折ってしまう事を避ける為に、端子にストレスの加わらない配線処理をお勧めします。