リモート講習会での不便(その2)
ロボット教室が長期にお休みになってブログでの技術情報共有とTeamsを使ったリモート講習会を始めたのは前出の通りです。
Teamsでの講習を始めた時に、PCのスピーカとマイクには不便を感じました。
やっぱりヘッドセットは必要なんだ!
ヘッドセットを購入しようと思った時に、以前(PS3時代です)購入したAC5の付属品USBヘッドセットがあるのを思い出しました。
早速掘り出すと、パッドが劣化していて、ぼろぼろ剥がれてしまいました。
速攻、パッドを設計・製作!
(材料はこちらで紹介した物です ↓ )
技術公開とミスリード (勢いで その2) - 隠居エンジニアのものづくり
お互いに聞き取りやすくなり機能的には問題ないのですが、3時間程の講義だと耳が痛くなるのです。
当分対面でのロボット教室は再開されない様子なので、耳が痛くならない事を念頭に色々調べてBluetoothヘッドセット LBT-HS20を購入、良い感じに使用してました。
ところがある時、大事な所でプツンと切れてちょっとしたパニック!
ものぐさ者には充電管理が必要なワイヤレスは相性が悪いと実感して
●有線タイプ
●耳が痛くならない
●耳が蒸れない・周りの音がある程度聞こえる(開放型?片耳型?)
●肩がこらない軽量タイプ
をコンセプトに探した結果”H6PRO Open”に到達。
購入前恒例の取扱説明書ダウンロード&チェック!
するとマイク部分がマグネットキャッチになっているらしく、取り外して同梱のカバープレートに付け替えてヘッドフォンとしての運用ができるとか。
ヘッドフォン運用を考えてないので、この蛇足仕様に意気消沈(接点仕様が明示されていれば話は別ですが不明でした)。
改めてweb販売サイトの値段の安い順で検索しなおすと”301円”のヘッドセットがヒットしました。
これをベースに自分に合わせた快適オリジナルヘッドセットを作れば良いのでは?
昔、店頭視聴コーナーでとても装着感の良かったSennheiserの型式を思い出して、交換用イヤーパッドを同時購入!
先ず分解して勘合部やドライバを採寸し、交換用イヤーパッドを取付できる様に設計します。
勘合部は採寸誤差を含む為、厚紙を用いて現物合わせにて確認します。
カット&トライを繰り返すので材料・加工時間(レーザ加工なので20秒程ですが)の節約の為、設計値が収束するまでは必要最低限の寸法(部分モデル)での試作を行います。
勘合部の設計値が決定したら、実際の材料にて試作確認をします。
これで問題なければ、設計値を全体モデルに反映して、いざ本番!
49gに仕上がったので肩こりの問題もなさそうです。
3時間程、使ってみましたがドライバ上下に”これでもか”と言う勢いで設けた通気口が蒸れを防いでくれますし、装着感も良い感じです。