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ロボカップジュニアサッカーのLED表示について5

前回、遮光が簡単な事と "3DCADで設計したり基板作成している人には造作もない事" と書きましたので、その造作もないところを解説します。

 

LEDはそのままでは真上に配光していて、横からの視認性が良くない上にアウトオブバウンズの判定の為に、上からロボットを覗かなければならない審判の目にダメージを与えます

乳白色の樹脂板を散乱版として利用するアイデアは素敵性能が高くて、審判の目へのダメージ軽減もできるので良い設計だと思います。

この散乱版を黒色の樹脂に変えて、相手ロボットのビジョンシステムから見えない高さにするだけでOKですので、3DCADでの作業はとても簡単です。

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散乱板を遮光板に変更

筒に散乱板を付けるのは、ちょっと面倒ですね。

LEDの電流制限抵抗を高い値に変更して必要最低限の輝度に調整するのも一手です。

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変更例

見え方については”人”の判断が加わるので、グレーゾーンと思ってNG判断が下った時に簡単に”表示OFF”にできる様に準備する事をお勧めします。